「相談」と「心理カウンセリング」は、重複している部分と異なる部分があります。Confessioでは、相談者の話を聞き、求めているのが「相談」なのか? 「心理カウンセリング」なのか? 慎重に見極め、柔軟に対応するようにしています。
◆◆「相談」と「心理カウンセリング」◆◆
心理カウンセリング的アプローチというのは、「ひたすら聞き、自問自答をうながす」が基本です。自分で考えてもらい、みずからこたえを探しあてられるよう、カウンセラーは相談者に寄り添います。その中で、過去のトラウマ克服など、特殊な「心理ワーク」が必要と考えれば、そういったものを提案することもあります。しかし時には、「カウンセリングに行ったら、アドバイスも受けられず、聞いているだけだった」と言われることもあります。心理カウンセリングというのは、基本的に、余計な質問はしませんし、アドバイスもしません。
しかし、現実として相談の内容によっては、「心理カウンセリング的アプローチ」よりも、単に「相談的アプローチ」のほうがよい場合があります。代表的なものが「恋愛相談」です。特定の異性を好きだという気持ちに気づいていて、告白しようという決心もあるが、どのような方法がいいのか自分ではわからない、というような場合、自問自答を促して本心と向き合っても、相談者が望むこたえは出てきません。
そのような場合、「心理カウンセリング」から「相談」に切り替えて、カウンセラーもいっしょになって、知恵を出し合ったりします。簡単に言えば、いっしょに「作戦会議」をするということです。
悩みというのは、いろいろな要素が複雑に絡まっていることが多いです。仕事を関係の話であったが、その根底には、過去のトラウマが影響している場合などもあります。「相談」なのか「心理カウンセリング」なのか、多くは明確に区別できません。ですから、Confessioでは、注意深く話を聞きながら、その都度必要に応じて切り替えるようにしています。
~さいごに~
「心理カウンセリング」といっても、その守備範囲はかなり広いものです。人生相談のようなものも、心理カウンセリングで扱うことができます。「これはカウンセリングルームで話してよいのか?」と気になったら、お気軽にお問合せください。